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卒論を終えてみて思うこと

2021-01-18

※この記事は過去ブログから移植しました

こんにちは

w477です

今回は卒論を書き終えて思ったことを書いていこうと思います。

卒論って書くのむずかしいですよね。今まで論文なんて一つも書いたことないし、アドバイスを求める研究室の教授も、言い方は悪いですが当たりはずれが大きいと思います。違う研究室の同期は、「教授は肝心の本文は見ずに謝辞がしっかり書かれているかどうかしか見ねぇ」と言っていました。私の卒論を見てくださった教授は比較的若めな方で、1週間に一度ゼミを開いてアドバイスをくれたのでスムーズに進行することができました。

それでもところどころ「あーこうすればもっとスムーズに進んだな」と思ったことがあるので、この記事が今後卒論を書く大学生の助けになれば幸いです。ちなみに私は文系ですので、理系の方にはもしかしたら当てはまらないところがあるかもしれませんが参考程度にしてください。

先行研究はその界隈で有力なものを探せ

研究テーマを決めるときは自分が興味あるもの、そして既存の先行研究で疑問に思ったことが大きなウエイトを占めると思います。

私も自分がもともと興味があったテーマに沿って先行研究を集めていたのですが、あまり他の研究で言及されていないようなマイナーな先行研究を集めすぎて収拾がつかなくなってしまったんですよね。教授から、「先行研究は自分が疑問を持った先行研究で言及されているものをまとめた方が質が高くなるよ」とアドバイスをいただき、どうにかまとめることができました。正直先行研究をまとめるのにかかった時間がだいぶ長く、ここをもっと早くクリアすることができたら余裕が生まれたと思います。

本文には早めに手を出せ

これは私というより同じ研究室の同期が苦しんでいた部分です。本文にとりかかるまではレジュメみたいな形で研究の背景、先行研究とかをまとめているのですが、それはあくまでアイデアを出しただけであって、文章としてまとまってはいません。そして文章に起こすことで自分の考えが整理されたり、今まで考えていたことが変わったりすることが多々ありました。その同期も進捗はあるのですが、なかなか本文に起こさずにいたところそれまでできていた進捗から急に進まなくなり苦戦していたようです。

そして当たり前ですが書けるところはどんどん書いちゃいましょう。卒論を書いている期間はPCに向き合うのも、ファイルを立ち上げるのも億劫ですが、もうすでに考えがまとまっているところはとっとと書かないともっと億劫になります。逆に書き進めることで「今日は結構書いたな」と自己肯定感に満ちた気分になります。進捗が殆どない状態で迎えるゼミはなかなかつらいです。

頭に浮かんだ疑問はどんどん伝えていく

私は俗にいうコミュ障というやつで人に意見を言うというのが大の苦手なんですよね。進捗を発表するときに一応文章にした部分は伝わるのですが、まだ文章にしていない、自分の心の中でひっかかっているような考えはこのコミュ障が邪魔して伝えられずにいました。それによってもしかしたらもっと良いアドバイスがもらえたかもしれないのに、そこでその週のゼミが終わりまた次の週まで悶々として過ごすということが後半多くありました。所詮私たち大学生は論文なんて書いたことのない学生なのでどんどん質問した方がお互いにメリットになります。そしてそれに基づいて書き進めることでもっと自信をもって考えを述べることができるようになります。

といってもコミュ障にとって頭の中でふわついている考えを口で伝えるというのはなかなか難しいものです。そういうとき、私はメモに要点だけ書いてそのなんとなくのイメージを伝えるというやり方をとりました。あくまでなんとなくなのでちゃんと伝わるかどうかは怪しいところですが、少なくとも頭の中だけで考えるよりはまとまった言葉になると思います。それにコミュ障だと、いざ伝えるというときに緊張で考えていたことが飛ぶなんてこともありますよね。

終わりに

このくらいでしょうか。

正直もう二度と卒論は書きたくないです。自分の興味があったテーマではありましたが、書き進めていくうちにだんだんワクワク感が薄れていくあの感覚はこの1回だけで十分です。

ただ、初めて自分の論文というのを作り上げるというのは大きな経験となったと感じています。高校まででは体験できないことです。人生で初めて6万字を超える文章を書きましたが、出来はともかく自分の論文があるというのは何か自信につながりますよね。

この記事を読んでくださっているみなさんには、私の失敗を踏まえてより良い卒論期間を過ごしてもらいたいです。

それでは